やりがいだけじゃ無理|消防士のモチベーションが上がらない原因と対処法

最近、消防の仕事に対してモチベーションが上がらない。
この原因は何だろう?

これは、僕が消防士として働いていた時の2年目半ばくらいから感じ始めた違和感です。

消防士になる前のイメージは、

24時間勤務で大変そう、
上下関係が厳しそう、
体力的にきつそう・・

だいたいこんな感じだったと思います。

でも実際に消防士になってみたら、
「きつい」・「辛い」を乗り越えた先は、
モチベーションの低下でした。

消防士の仕事って楽しいことも多いし、給料も悪くないけど、なんだかモチベーションが上がらない時がありますよね。

この記事では、若手消防士のモチベーションが上がらない原因と対処法を紹介します。

✔︎筆者の経歴
東京消防庁 2011年4月入庁・・・3年勤務(673期です)
海外現地採用 2014年7月〜・・・5年間
海外起業 2019年5月〜・・・3年目

と、実際に消防士として働いていました。
現在は東南アジアの国で通関代行の会社を経営をしています。

✔︎結論
消防士のモチベーションが上がらない原因3つ
・将来に希望が持てない
・頑張っても頑張らなくても同じ給料
・仕事内容への不安

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目次

消防士のモチベーションが上がらない原因1:将来に希望が持てない

公務員の若手であれば、20年後・30年後は、必ず今の職場の上司と同じような仕事をしています。

あなたが司令補、司令、司令長、どの階級になっているかはわかりませんが、
上司が仕事をしている姿を見て、その上司のようになりたくないと思っているが原因です。

イキイキと仕事を楽しんでいる40・50代の上司が少ない・・

と思ったことはないでしょうか。

司令・司令長より、出張所の定年間際の副士長・士長の方が人生を謳歌しているように見えてしまうことも多々あります。

・この職場で定年まで勤め上げるぞ!
・勉強も頑張ってどんどん出世していくぞ!

と、やる気まんまんの若手消防士ほど、この現実を知りモチベーションが下がります

出世しない方が良いのではないかと思ってしまう人は、消防士になった理由の中に「公務員だから」、「仕事が楽そうだから」という動機の割合が高かったかもしれません。

将来に希望が持てない場合の対処方法

消防の中でどこの部署がいいだろうかと探すと、最初から自分の将来が消防の中で限定されてしまいます。

まずは、自分と世間を知るところから始めるのが良いでしょう。

僕が実際に取った行動は、次の2つ。

・消防以外のコミュニティに参加する
・本を読みまくる

対処法1:消防以外のコミュニティに参加する

民間企業で働いている人たちと関わる中で、
外の世界にはイキイキと働いている人が結構いるってことを知りました。

それでも、消防士の仕事に不満が大きかったわけでもないので、決定的なことがあるまでは辞めませんでした。

消防以外の仕事を知りつつ、自分が消防の仕事が好きだと気がつけるのもポイントです。

コミュニティに参加する場合は、意識高い人が集まっている学びの場が良いですね。

対処法2:本を読みまくる

何かの本で心のに残っている言葉で、

読書をする目的は二つあり、一つは知識を入れるため、もう一つは自分がどれだけ無知か知るため

という言葉がありました。

自分が無知なのは今も変わりませんが、
「今より無知な大学生だった自分が選んだキャリアがなぜ正しいのか?」
現状に疑問を持ち、視野を広くする意識をようになりました。

消防士のモチベーションが上がらない原因2:頑張っても頑張らなくても同じ給料

どんなに大量に事務処理をこなしても、訓練をしても、現場で活躍しても給料は同じです。

最初はあまり気になりませんが、消防署生活に慣れてくると徐々に気になってきます。

そして、周りに手を抜くことに徹している人が一定数いる事実に気がつきます。

その中で、高いモチベーションを保つのは、「やりがい」「目標」がないと難しいでものです。

対処法は割り切るか辞めるか

”頑張っても頑張らなくても同じ給料”ということを割り切って受け入れるしかありません。

手を抜くことに徹している人がいても気にしないようにします。
自分の「やりがい」や「目標」に集中しましょう。

強引ですが、これしかありません。

受け入れられないならやめるしかない

”頑張っても頑張らなくても同じ給料”ということに納得いかないひとや仕事の成果に見合った報酬が欲しいと考える人はやめるしかありません。

人間なので成果に見合った報酬が欲しいと考えるのは自然なことです。

社会主義経済が機能しなかった理由は、
まじめに働いた人も怠けた人も同じ給料だったために、
怠ける人が増えたこと

だと言われています。

また、社会主義を肯定する側の意見は、
「人望ある指導者の元、個人が仕事にやりがいを見出すことで怠ける人は増えない」
というもの。

まさに消防組織ですよね。

”頑張っても頑張らなくても同じ給料問題”の対処方法は、社会主義のなかで尊敬できる上司を見つけて「やりがい」を見出して頑張り続ける。

もしくは、社会主義から脱出するしかありません。

消防士のモチベーションが上がらない原因3:仕事内容への不安

YouTubeやSNSの普及により、いろんな職業の情報が入ってくるようになりました。

世界中で自由に働くフリーランス、
ビジネスで活躍するYouTuber、
どれも消防と比べたらキラキラして映ってしまうものです。

そういった人たちを目にすると、

目の前の仕事に対して、

消防でしか活きないスキルだけど、これだけやってていいのだろうか

と不安になってきます。

こんな不安を抱えたままモチベーションが上がるはずもありません。

対極的な例をあげると、営業職です。

目の前の仕事で成果を出して、
さらにレベルの高い仕事をやらせてもらう、
給料をもっと出してくれるところへ転職するなど、
目の前の仕事が自分の将来に直結するのでモチベーションを上げやすいです。

大企業も終身雇用がなくなってきたことや、ビジネス系YouTuberの活躍、SNSの普及で、

転職 = キャリアアップ
安定 = どんな状況でも稼げるスキル

というような考え方がだんだん浸透してきました。

また、副業の盛り上がりなどは公務員だけが取り残されたと言える代表的な例です。

今の時代背景を考えれば、
消防の仕事だけをやっている事に不安を覚え、
気がつかないうちにモチベーションが下がるのは仕方のないことです。

仕事内容への不安の対処法

・消防士としての目標を再確認
・転職も検討する

この2点です。

消防士としての目標を再確認する

毎当番同じことの繰り返しで飽きてしまっていて、余計に仕事に意義が見出せなくなっている可能性があります。

今一度、なぜ消防に入ったのかを振り返り、目標を再確認します。

目の前にある意味があるかわからない事務仕事も、トイレ掃除・風呂掃除・食事当番も、目標を達成するためには必要な通過点です。

この事務仕事や雑用が受け入れられないのであれば、目標設定が誤っている可能性もあります。

転職を考えてみる

YouTubeやSNSで外部の仕事に魅力に感じて、気持ちがぶれるということは消防が本当にやりたい仕事ではなかった可能性があります。

消防以外の興味の湧く業界・業種について調べてみるのがいいでしょう。

今よりわくわくするかもしれないですし、逆に「やっぱり消防士の方がいいな」といういことにも気がつけるかもしれません。

ですが、YouTubeやSNS、転職情報にしても出てくる情報はいい面ばかりなので、実際に行動するときは慎重に動きましょう。

まとめ:消防士のモチベーションが上がらない原因は対処可能

今回は、消防士のモチベーションが上がらない原因と対処法について紹介しました。

消防士は本当にやりがいのある仕事なので、その「やりがい」だけに依存しすぎるとモチベーションを保つのは難しいです。

モチベーションが上がらないことへの対処法の中には、
「消防士をやめる」、「転職を考える」などハードルの高いものもありましたが、
まずは取り組めることから行動するとスッキリすると思います。

消防士の仕事をモチベーション高くやるためにも小さな行動から始めてみましょう。

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