今回は、消防学校で絶対に必要なアイテム・役立ったアイテムを紹介します。
僕が経験したのは、東京消防庁の消防学校ですが、他の自治体の方も共通する部分があるかと思うので参考にぜひ参考にしてください。
✔︎この記事を書いた人
東京消防庁 2011年4月入庁・・・3年勤務(673期です)
海外現地採用 2014年7月〜・・・5年間
海外起業 2019年5月〜・・・3年目
と、実際に消防士として働いていました。
現在は東南アジアの国で通関代行の会社を経営しています。
消防学校で絶対に必要なものについては、入庁案内の資料が届くはずなのでそちらを参照して下さい。枕・布団・運動靴・ジャージ・入浴セット・洗濯ネット・洗剤などがあったと記憶しております。
この記事では、入庁案内には記載されていないけど、消防学校生活で実際に役立ったアイテムを中心に紹介します。
ほとんどのものは、消防学校に入ってから買うのでも間に合いますが・・
唯一外出ができる土日の時間を使って買い出しに出ることになるので、事前に準備できるものは、準備しておいた方が良いです。

実際に消防学校時代、翌週使うものを探すために土・日のうちの半日がつぶれるなんてことはよくありました。
これから紹介するものは次の3種類
✔︎ 助教からすすめられたアイテム3つ
✔︎ 実際に役立ったアイテム3つ
✔︎ 座学で役立つおすすめアイテム1つ
それでは、順番に紹介していきます。


助教からおすすめされたアイテム3つ


消防学校での実科訓練(消防・救助活動の訓練)は、助教が担当するので、助教にすすめられたものが必須になるのは、当たり前なんですが・・
ここで紹介する3つは、消防学校卒業後もずっと使い続けることになるのでまさに必須アイテムです。次の3つです。
・VネックTシャツ(ネイビー)
・五本指の靴下(ネイビー)
・防水腕時計
VネックTシャツ(ネイビー)
消防学校では、「紺V」の通称でした。実科訓練は執務服を着て行いますが、その下に紺Vを着用します。
助教のアドバイスでは、「丸首でもいいけど、ダサいだろ」ってのことでクラス全員紺Vで統一。
個人的には、綿よりもポリエステルの方が着心地が好きですが、どっちでも大丈夫です。
実科訓練の時は、バケツで水を被ったように汗でびしょびしょになるので綿でも、ポリエステルでも同じだからです。
防火衣を着て訓練する時は、1日に3,4回は着替えるのでかなりの枚数が必要になります。



僕の時は、3.11の震災後で節電のため乾燥機が使えなかったので、5,6枚では足りなかったです。10枚はあった方がいいかと思います。
消防学校の寮の自由時間も紺Vを着続けている人が多かったです。9割くらい。
消防署に出てからも着続けるので何枚あっても困ることはありません。
座学で紺Vは禁止
座学では制服を着ますが、制服の下に紺Vをきていると尋常じゃないくらい怒られます。
制服の下は白無地Tシャツのみです。
五本指の靴下(ネイビー)
本記事で一番オススメしたいのがこのアイテムです。
五本指ソックスは、消防学校に入って、始めて実科訓練を開始するくらいの時に助教にすすめられました。
消防の履き物はムレるので、その防止になります。
結局、一度履いてみるとその快適さからをやめられなくなるので、消防署に出てからも使い続けました。
こちらも紺V同様、質はあまり気にしなくて大丈夫です。


防水腕時計
これも必須アイテムです。
消防学校内で、常に時間を気にしながら行動しますし、訓練中も急に時間・場所の指定を口頭でされるなんてことはよくあります。
課題の1500m走の練習、筋トレの時間計測、救急実習の脈拍計測などでも使用するので、信頼できるカシオのGショックがおすすめです。


僕は、同じカシオのプロトレックを使用していましたが、消防署に配属されてからGショックに変えました。
薄型なので執務服の袖の中に入り、防火衣着装時に気にならないからです。
次項からは、消防学校生活で役立ったアイテムを紹介します。
実際に役立っおすすめアイテム3つ


ここで紹介するものは、絶対に必要ではないですが、実際に使用して役立ったアイテムです。
次の3つ。
・野球用の靴下バンド
・サプリメント・プロテイン
・靴磨き
野球用の靴下バンド
これは、編み上げ靴を履くときに執務服が編上げ靴から出ないように執務服を止めるために使います。
なくても問題ないですが、消防学校に入ると大抵の人はかなり痩せるので、執務服が編上げ靴からはみ出しやすくなってしまいます。
身だしなみは、消防学校において時間の次に気を使うことなのであったほうが便利です。
サプリメント・プロテイン
サプリメント・プロテインを使う理由は、二つです。
・疲労回復のためだったり、
・体力作りのためです。
助教には、「プロテインなんか使うな、肉食え」って言われましたが、8割型の人は使っていたかと思います。
疲労回復
消防学校生活では、常に疲労感を抱えた状態が続きます。
訓練もその理由の一つですが、体力自慢の意識高いメンバーを筆頭に部屋に戻ってからも筋トレがあります。
疲労回復のために、サプリメントに頼りました。
気休めになるだけでも十分です。
僕は、体を絞る効果・疲労回復の効果があるカルニチンを使用していました。
上のサプリメントは、消防学校に入る前から消防署に出た後も使い続けていたのでお気に入りです。サプリメントは自分に合うのものを探しましょう。
体力作り
消防学校では定期的に懸垂・1,500mを計測して基礎体力を測ります。
せっかく消防士になったのであれば、体力はトップグループになりたいと頑張っていました。予防志望でしたが。
消防は、自重系のトレーニングが中心なのでとにかく無駄な脂肪を落とすウエイトダウンのプロテインを使用していました。





プロテインを毎日飲むとコストも高くなるので、安いプロテインで十分だと思います。
靴磨き
100円ショップのテカテカさせる靴磨きで十分です。
これはできれば買って下さい。
ネットショップだとセット売りしかなかったので店頭での購入がおすすめです。
消防学校では、「礼式」の授業で北朝鮮のような行進を練習します。
正確には覚えてませんが、消防学校のカリキュラムで、礼式だけでは30〜50時間くらいやったかと記憶しています。
礼式の時は、身だしなみテストも行われるので、アイロンがけ・靴磨きは重要です。
座学で役立つおすすめアイテム1つ


実は、これは僕が消防学校時代に使ったものではないのですが、存在を知っていれば間違いなく使っていたアイテムです。
ミントの香りを直接吸って眠気を覚ますノーズミントです。
花粉症や鼻づまりにも効果的。


消防学校の学生は、自治体の税金を使って勉強しているので、授業中に寝るなんてことは許されません。



現実を言うと、寝てしまっている人は結構いますし、僕もかなり眠っていました。ごめんなさい。
訓練の翌日の座学や昼食後の座学はどうしても眠くなります。
寝てしまった場合は、座学の担当教官に怒られ、
クラス担任教官にも怒られます。
クラスで寝る人が続出した時は、クラスミーティングで「みんなで起こし合って絶対寝ないようにしよう」なんてことを話し合ったこともありました。


まとめ
今回紹介したものは、消防学校に入ってから買っても大丈夫ですが、
消防学校生活で外に出られる土・日は貴重です。
前もって準備しておくことに越したことはないでしょう。