TACの行政書士講座は合格できる?
評判はどう?
デメリットは?
このような疑問にお答えすします。
- 2022年度の行政書士試験に合格
→スタディング公式サイトの合格者の声に掲載 - 行政書士受験回数3回(歴4年)
- 独学・通信講座の両方を経験
今回はTAC行政書士講座を実際に受講したSさん(東京都在住・30代・女性)に インタビューしました。
TACといえば、現在では数少ない通学講座がある大手の予備校。
近年は、アガルート、スタディング、資格スクエアなどの通信に特化した振興勢が目立ちますが
TACには、大手・老舗といった安心感があります。
「でも、実際のところはどうなの・・・?」 と思う人も多いはず。
そこで今回は、 公式サイトの合格体験記やネットの情報だけではわからない TAC行政書士講座の実態を公開してもらいます。
それでは、Sさんお願いします。
こんにちは、2023年度行政書士試験にTAC行政書士講座のプレミアム本科生Plusを受講したSです。
それでは、TAC行政書士講座の受講体験をもっと詳しく見ていきます。
\2025年合格目標 おすすめ講座3選/
4年かけて合格した僕が厳選。
通信講座 | コース | リンク | ポイント | メリット | デメリット | 講義の分かりやすさ | サポート | 講義時 | 学校の合格実績(R4) | 価格 | 割引情報 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
伊藤塾 | 行政書士合格講座 スタンダードコース | 公式サイト | カリキュラムのバランスが良い。 | 法律系通信講座で一番有名 実績が高い | 料金高めキスト Web受講の操作性がいまいち | 質問・カウンセリング | 約190時間 | 131名※ | 238,000円 | →208,000円 (11/30まで) | |
資格スクエア | 森Tの1年合格講座 | 公式サイト | 開講新しい講座だが、すでに実績を出している。 | 大人気講師が担当 コスパが良い | インプットが膨大 | 月1回の相談会 | 質問50回230時間 | ※ | 30名169,400円 | 経験者割(12/31まで15%OFF) | |
合格コース コンプリート | 公式サイト | 管理人が合格年度に受講した講座。 合う・合わないがはっきり分かれる。 | スマホで勉強が完結 業界最安水準 自動で学習管理 | 紙テキストが別料金 | 質問が有料 | 73時間 | 216名 | 69,400円 | →58,400円 (11/30まで) |
※正式な人数は公開されていないため、HP上の「合格者の声」を独自にカウントしました。
「絶対合格したい。本試験まで、800時間は確保できる。」→ 伊藤塾 or 資格スクエア
「勉強時間の確保が課題」→ スタディング一択。
と言った感じです。
私が、行政書士試験を受けようと思ったきっかけ
元々、私は大学卒業後公務員として働いていました。
当時の待遇には概ね満足していたのですが、一度きりの人生。
本当にやりたい仕事をしたいと思い、20代の半ばに公務員を辞め、フィットネス業界に転職しました。
転職した1年目は自分の好きな仕事で、周りの方も同じ価値観や志を持つ方ばかりでしたので毎日の仕事は本当に楽しかったです。
ですが、仕事のやりがいが満たされていくと、今度は「もっと収入もあげたい」と思うように。
大小含めて色々な副業をやるようになり、それなりに収益を上げれるようになったのですが、SNSなどやコミニュケーションスキルを駆使して行うような副業が多かったです。
30歳手前になり、易度の高い資格を取り、固いスキルを身につけたいと思うようになりました。
そこで、気になったのが行政書士の資格でした。
行政書士になれれば、仲の良い友人から仕事をもらえる状況にあったので、すぐに受験することを決意。
TAC行政書士講座に申し込みました。
TAC行政書士講座を選んだ理由
TAC行政書士講座を決めた大きな理由は、公務員試験時に受講経験があったためです。
カリキュラムやサポート制度、講師の先生も分かり安く良い印象
別のスキルを学ぼうと思った時に大手に比べて比較的安い価格でミニマム展開しているスクールで学んだ経験があります。
悪くはないのですが、やはり大手と比べると動画などの見づらさががあったりと少し不便を感じた経験があったので、大学の時の信頼もあり、大手のTACで受験することを決めました。
TAC行政書士講座を利用した勉強スタイル
TACの行政書士講座の授業ですが、オンラインとオフラインのスタイルがあって私は仕事の合間に勉強するライフスタイルでしたので、オンラインで視聴する形で勉強をはじめました。
講義は1つの授業150分弱くらいの長さなので、1回目にみる時はしっかり時間が確保できる仕事後などに集中して一気に見るように致しました。
動画ですと再生速度も調整できるので、難しくない論点は1.5倍速で聞いたりして時間の短縮もできて良かったと思います。
2回目以降確認や復習で視聴する時は、電車の移動中などに倍速で聞き流すように使っていたこともありました。
1つの動画を見終わるとその動画の内容に関連する問題演出(過去問)をやるような流れでしたので動画を見たら次の動画を見るまでに過去問を解くという方法で知識の定着をはかりました。
過去問は1つの授業の内容に対して少ないと5問程度で多いと20問以上ありました。
最初の1週目はインプットした知識がこのような設問のされ方で出題されるのかということを学びながら、割とすぐ答えも見てパターンや出題ポイントを押さえた勉強をしていました。
2週目は回答を見ずに自力で解いて行うような形で勉強しました。授業のスケジュールもあるので、次の授業までに可能な限り復習をするというスタイルで行っていたので、単元や仕事の忙しさ配信スケジュールの兼ね合いもありますが概ね1週〜2週は復習してから次に臨めていたと思います。
また、行政法の授業であれば全部で16回程度あったと記憶しておりますが、4回ごとくらいに大きなテーマが終わるので、そのタイミングでまた4回の講義分の復習で数十問を一気に解いていました。
最初のうちは正解率が6割くらいだったと思いますが、とにかく繰り返し行うことで論点を理解し定着をはかりました。正答率が上がるころにはただ回答できるだけでなく、全ての選択肢に対して不明なところがないようなレベルを目指すつもりで勉強もしていました。
なかなか大変だったことは、授業が進んでくると復習する量とこれから新しく習う量が増えてくるのでそこの勉強のバランスを保つことや効率良いの方法を見つけることが難しかったです。
過去問の中には授業で全く触れない内容や、出題頻度が低い問題もあるのでそこはメリハリをつけて勉強するように致しました。
テキストに関してはTACの場合デジタルテキストと紙のテキストがあります。
デジタルテキストでも、アンダーラインが引けて書き込みができるようにはなっていますが汎用性は高くないのでメインは紙のテキストに書き込んだりして勉強していました。デジタルテキストはたまにデータが全て飛んでしまい、書き込みが消えたりするのであまりおすすめできません。ですが移動中でも動画を聴きながら使えるので、憲法や会社法などライトにできる科目の時には活用させていただきました。
最初のうちはテキストよりも過去問を使っていましたが、テストが近くなるに連れてテキストに書き記していく情報量も増えてくるので(過去問で間違えた論点なども書き込むため)最終的にはテキストを読み込んで勉強する時間もありました。
TAC行政書士講座の良かった点
- コンテンツが見やすい
- 授業がわかりやすい
- 何度でも講義を動画で復習できる
上記3点が良かったです。それぞれの理由を解説します。
TAC行政書士講座の良かった点①:講義動画が見やすい
他社のデジタルコンテンツを見たことがあるのですが、画質が悪かったりそもそもコンテンツを見るアプリのレイアウトが見にくく、今自分がどこのページにいるのかもわからないようなものでした。
その点TACのコンテンツは非常に整理されていて使いやすかったです。
細かいところですが、動画の見たところまでにしおりがつけられたり、
動画を視聴後簡単な確認問題ができたりと
大手ならではの気配りと充実度があります。
TAC行政書士講座の良かった点②:授業がわかりやすい
私の受講したプレミアム本科生Plusの担当は、神田理生講師でした。
良くも悪くも教え方に個性がなく教科書に沿った内容で基本に忠実だったと思います。
初めての法律の勉強でしたのでそこは私にとっては非常に良い点でした。具体例などもシンプルかつ適切な例えで非常に理解しやすかったです。
TAC行政書士講座の良かった点③:何度でも講義を動画で復習できる
一度聞いただけではわからない論点や時間が経つと記憶が曖昧になる部分はテキストや動画を使って何度も復習致しました。①の内容と少し被りますがやはりコンテンツが整理されているので改めて動画を開く時に億劫にならず移動時間や就寝前に気楽に見ることができました。
TAC行政書士講座のダメだった点
- 動画の配信間隔がまちまちだった
- 記述の対策が微妙
上記2点が悪かった点です。
TAC行政書士講座のダメだった点①:動画の配信間隔がまちまち
11月に講座を申し込み憲法から講義がスタートしたのですが、講義の動画がアップロードされる間隔が時期によって全然違いました。個人的にはどんどん講義を消化した上で自分の復習時間にあてたいタイプですが、試験から遠い内は1週間以上配信がなかったり、ゴールデンウィークなどが被るとそれ以上空くこともあり、動画や過去問の復習は終わっているから先に進みたいともったいなくて感じてしまいました。
反対に民法や行政法などかなり時間がかかる科目で3日に1回のペースで配信されたりして、逆にペースが早すぎて見る講義が少しずつ溜まっていくような状況もありました。この辺のバランスを考えるともう少し前半の余裕がある時に講義をどんどんアップして欲しかったです。
結局全ての科目が終わったのが試験45日前くらいでしたので、感覚としては結構ギリギリまで授業をしている感じでした。
TAC行政書士講座のダメだった点②:記述の対策が微妙
記述対策ということで何度か講義があるのですが、過去に聞かれた論点は問われないということや、文字数の縛りもあるのであまりにも短い論点や長い論点は問われないというテクニック的な話と、怪しいとされる論点が紹介された冊子のようなものをいただきました。ですがそれだけ覚えても不十分ということでTACが出している市販のテキストなどをおすすめされました。
結局重要論点など色々書き出して、100近くの論点をそこそこ書けるようにしたのですが、本番では全て空振りで記述の対策の山が1つもあたりませんでした。
せめて完答できるものが1問と半分くらい書けるものが2問くらいのできにはしたかったです。
TAC行政書士講座が合う人、合わない人
初めて行政書士試験を受ける人にはTAC行政書士講座は合っていると思います。
その理由は、基礎からしっかりと法律というものを学べて丁寧に授業を進めていくことができるからです。
その反面、
1度行政書士試験を受けたことがある人は、合っていないと思います。
その理由は、コストであったり、既に定着している論点に時間がかかりすぎるどんどん考えられるからです。
TAC行政書士講座 Q&A
TAC行政書士講座の受講体験:まとめ
悪かった点もあげましたが総合的には良い講座だと思いますので、これから行政書士試験を受ける人にはおすすめです。
講師の授業も見学できたりするので実際に合う合わないなども見学できるので是非ご自身の目で確かめてみてください。
\2025年合格目標 おすすめ講座3選/
4年かけて合格した僕が厳選。
通信講座 | コース | リンク | ポイント | メリット | デメリット | 講義の分かりやすさ | サポート | 講義時 | 学校の合格実績(R4) | 価格 | 割引情報 |
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伊藤塾 | 行政書士合格講座 スタンダードコース | 公式サイト | カリキュラムのバランスが良い。 | 法律系通信講座で一番有名 実績が高い | 料金高めキスト Web受講の操作性がいまいち | 質問・カウンセリング | 約190時間 | 131名※ | 238,000円 | →208,000円 (11/30まで) | |
資格スクエア | 森Tの1年合格講座 | 公式サイト | 開講新しい講座だが、すでに実績を出している。 | 大人気講師が担当 コスパが良い | インプットが膨大 | 月1回の相談会 | 質問50回230時間 | ※ | 30名169,400円 | 経験者割(12/31まで15%OFF) | |
合格コース コンプリート | 公式サイト | 管理人が合格年度に受講した講座。 合う・合わないがはっきり分かれる。 | スマホで勉強が完結 業界最安水準 自動で学習管理 | 紙テキストが別料金 | 質問が有料 | 73時間 | 216名 | 69,400円 | →58,400円 (11/30まで) |
※正式な人数は公開されていないため、HP上の「合格者の声」を独自にカウントしました。
「絶対合格したい。本試験まで、800時間は確保できる。」→ 伊藤塾 or 資格スクエア
「勉強時間の確保が課題」→ スタディング一択。
と言った感じです。