【行政書士|オンスク体験レビュー】活用できるが難点あり|評判と口コミは?

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本記事は、行政書士試験に合格した僕の実際の体験レビューです。
受験生歴4年、独学も通信講座も経験済み。詳しい受験歴はこちら

受験生

オンスクの行政書士講座ってどうなの?
一番安いらしいけど、安すぎて心配。

実際に使った人の感想を知りたい。

こんな疑問にお答えします。

この記事を書いている僕は、現役の行政書士試験受験生です

筆者の行政書士受験歴

1年目(2019):独学で174点(LECのウォーク問を中心に勉強)
» 【行政書士受験ブログ】独学1年目、不合格だった理由|勉強時間・使用テキストなど


2年目(2020):独学で176点(スー過去・合格革命肢別を中心に勉強)
» 行政書士試験「独学は厳しかった」2年連続170点台不合格|勉強時間とテキスト


3年目(2021):海外居住のため受験を諦めました。スー過去を一周のみで断念

4年目(2022):192点で合格(スタディング通信講座で勉強)
»「本試験、受けてきました。」結果と感想|難易度など
» スタディング行政書士の実態|400時間使った僕が解説
 

スタディング公式サイトでも僕の合格体験談を掲載頂いてます。

現役受験生なので、この2年間で真剣に8社以上の無料講義を見漁ってきました。
その中で気がついたこと、感じたことを本ブログにまとめています。

今回はオンスクを実際に使用したのでレビューします。

オンスク使用歴
・2020年5月〜2020年7月(スタンダードプラン)
・2020年11月〜2021年1月(ライトプラン)

と、一度退会したのに戻ってきました。

✔︎ 本記事の内容
・オンスクを使用した感想
・オンスクだけでは合格が難しい理由
・オンスクの有効な活用方法
・オンスクの評判と口コミ

まず結論からいうと、
次の理由からオンスクだけでの合格はかなり難しいです。

・足切り突破要件である一般知識科目をカバーしていない
・問題演習・過去問演習が少ない
・模試がない

いきなり欠点を並べましたが、オンスクを否定している訳ではありません。

むしろオンスクは活用方法しだいで有効に使えます。
なので、僕は一度退会したのに再登録しました。

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《初心者におすすめの3社》


目次

オンスクとは

オンスクとは、
月額1,078円から利用できて
資格・ビジネス・趣味など40講座以上が受講し放題
すきま時間にスマホで学習できるオンライン学習サービス

※正確には、「オンスク.JP」という名前です。

オンスクとTACの関係

オンスクは、株式会社オンラインスクールによって運営されています。

株式会社オンラインスクールは時代に合った教育サービスを提供する為、「資格の学校」TAC(東証4319)を母体として設立されました。

若い世代からリタイアメント世代まで生涯を通じて広く楽しめる、有益かつ楽しい学びの場を提供を目指しています。

オンスクの行政書士講座情報

講義動画全222回(約25時間)
問題演習全581問(多肢選択式問題を含む)
ダウンロード教材PDFテキスト、音声、講義スライド
その他機能学習管理機能、キーワード検索機能、復習機能等
講座開講・改訂日2020年11月12日
科目 分野 講義数
憲法 総則・人権 27
統治 15
民法 総則 17
物権 17
債権 33
親族・相続 11
行政法 行政法総論 21
行政手続法 7
行政不服審査法 10
行政事件訴訟法 16
国家賠償法・損失補償 6
地方自治法 14
商法・会社法 会社法総論・設立 7
株式 7
機関 12
商法総則・商行為 2

オンスク行政書士講座 使ってみた感想

オンスクを使ってみた感想は、次の3つ。

・隙間時間に使いやすい
・講義動画が物足りない
・ライトプランで十分

オンスクを使ってみた感想① 隙間時間に使いやすい

ここはオンスクの特徴でもあるので、細かく説明します。
オンスクは次の理由から隙間時間に使い安くなっています。

・操作性が良い
・スマホで問題演習ができる
・講義時間が短い

操作性が良い

操作性が良いので隙間時間に勉強したいところをピンポイントで勉強できる

講義動画画面・全体表示(スマホ版)

上は、スマホでオンスクを利用した時の画面です。
上の①をタップすると次のように自分の勉強したい科目・単元を選択できます。

講義動画の洗濯(スマホ版)

スマホで講義動画って大丈夫かな?って心配でしたが、上の写真の通りスマホでも操作性は良いです。

受験生

『表見代理』の要件思い出せない。確認しよう。

『時効』の復習しよう。

今は集中できないから暗記系の『行政手続法』を見よう。

と、その時々でサっと講義動画選んで見ることができます。

スマホで問題演習ができる

いまどき、スマホで講義動画を見るのは当たり前になりましたが、実はスマホで問題演習ができる講座は限られています。

オンスク-演習-一問一答式
オンスク-演習-五肢択一式

講義を見た後に関連する単元の問題演習をすること
問題演習後に関連講義に戻って知識整理をすることもできます。

講義時間が短い

一つの講義時間が約5〜10分にまとめられているため、ちょっとした隙間時間でも講義を視聴しやすい

また、この短い講義時間なので、講義→演習→講義→演習・・・と、インプットとアウトプットを交互に進めていける点においても学習効率に適っていると思います。

オンスクを使ってみた感想② 講義動画は物足りない

オンスク講義画面

講義動画は、内容的に正直物足りないと感じました。
テキストの要点のみを講義していく感じです。

聴き取りにくいといったような問題はないですが、用意した原稿を読んでいるだけの印象です。

判例や事例を用いた条文説明が薄いとも感じました。

これまで本ブログの開設ためと試験勉強のために8社以上の講義動画を見てきました。

僕の中の一つの基準として

講義映像を見なくても音声だけで講義内容が頭に残るか・理解できるか

というものがあります。

感覚的ですが、オンスクはその面では物足りないと感じました。

講義の良かったところ

単元ごとの力配分のアドバイスがあったのは良かったです。

「この判例は絶対覚えてください」
「ここは簡単に触れるだけで良いです。」
「ここは、直前期にしっかり知識整理しましょう」
「ここは、こういうのがあったな〜程度で大丈夫です。」
「ここは、試験には出ないですが、問題を解くときの基礎となるので理解しましょう」

など、独学者にとっては貴重な情報です。

オンスクを使ってみた感想③ ライトプランで十分

スタンダードプランを利用しましたが、”ライトプラン“で十分でした。

スタンダードプランの機能をほとんど利用しなかったからです。
講義動画と問題演習さえできれば十分です。

”ライトプラン”・”スタンダードプラン”の違い

スタンダードプランで便利だった”キーワード検索機能”の紹介を少しだけ。

講義動画のキーワード検索機能

動画内の音声やタイトルから、該当のキーワードを含む講義動画をさがすことができる機能です。

「先取特権」について調べてみます。


講義動画のタイトルに検索ワードが含まれていなくても、講義内で「先取特権」含む講義動画が検索できました。

この機能の何が良いかというと、

行政書士試験の勉強をしていて、「抵当権がわからない」、「留置権がわからない」とはなりずらいです。 

「抵当権がわからない」 ⇨ 「抵当権の法定地上権がわからない」

「留置権がわからない」 ⇨ 「留置権の先取特権がわからない」

となるので、単元名よりもさらに細かい項目で検索できるので便利です。

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オンスクだけで合格が難しい理由

次の3点です。

  • 足切り突破要件である一般知識科目がない
  • 問題演習・過去問演習が少ない
  • 模試がない

足切り突破要件である一般知識科目がない

大切な一般知識の対策がない時点でオンスクだけの合格はかなり難しいです。

一般知識科目は、300点中56点を締め、6問取れないと足切りです。
絶対に対策が必要です。

基礎法学や商法・会社法は捨て科目にするのもアリです。
しかし、合格の為には、一般知識の情報通信・個人情報保護法・文章理解の対策は絶対に外せません。


一般知識科目は、勉強しても「効果がない」・「コスパが悪い」と言われますが、本当はコスパが良い科目も含まれています。

僕は、苦手だった一般知識対策を再現性の高い方法で1年で24点アップさせることができました。

一般知識の時事問題の対策はあり

講義動画とは別ページに、上のような時事問題を取りげたオンスクマガジンというものがあります。

2019年の一般知識の時事問題を一問的中させています。

丁寧に覚えるポイントまで示していて、そこまで当たっています。
こういう情報は、独学者には貴重ですね。

問題演習・過去問演習が少ない

問題演習が、一問一答式・五肢択一式合わせて全581問というの少なすぎます。

例えば、合格革命の肢別過去問集は、ページ数だけで940ページあります。
一問一答式とは言え、問題数にしたら2,000問以上はあります。

模試がない

模試を通して本試験での

3時間以内に解く練習
科目ごと・問題ごとの時間配分を決める
解く順番を決める

などの準備が必要です。

行政書士試験は、時間との戦いでもあります。
行政法の五肢択一式は一問2、3分、民法一問5分、文章理解は一問7、8分など事前に時間配分を決める必要があります。

配点が高い記述式や足切が関わってくる一般知識は順番通りに解くと最後になります。
ここの問題を解く順番も模試をやってみてアレンジする必要があります。

以上の理由から、オンスクを他の通信講座と同じように「これだけで合格」という感覚で取り組むことは絶対におすすめできません。

オンスク行政書士講座 おすすめ活用方法

1〜2ヶ月だけ利用する

講義と問題演習を一回転します。
行政書士試験主要科目の全体像をつかむのが目的です。
一日3時間勉強すれば、全講義と問題演習が1ヶ月で1周できます。

そこから自分の独学プランに入っていきます。

これだけです。

この使い方でオンスクのデメリットがメリットに変わる
・講義が少ない → 短い時間で主要科目の要点をさえた講義が一周できる
・問題演習が少ない → 短い時間で主要科目の演習が一周できる

1ヶ月で解約した場合、料金は参考書一冊分より安いです。

これが僕がオンスクを退会したのに再登録した理由です。

令和2年の本試験後、記述の結果待ちだったので、ゆる〜くオンスクをやりながら知識の維持を測っていました。
2ヶ月で退会したので、かかった料金も参考書1冊分と同じです。

オンスクを利用する場合の注意点

スマホに連続再生機能がない。
連続再生機能があるのはPCのみです。
手がふさがっている場面で使うことが多いスマホにこそ連続再生機能が欲しいところです。

Web版とアプリ版が連動していない
この件に関しては不自由を感じていないですが、オンスクの口コミでこの件に関する苦情が多くありました。
常にスマホでもWeb版で使用していれば問題ありません。

オンスク行政書士講座 おすすめできる人、おすすめできない人

本ブログでは、オンスク行政書士講座は、スマホ中心で勉強したい人隙間時間中心に勉強したい人おすすめの学校としています。

ですが、
「費用は二の次、とにかく合格したい」という人
コスパ重視で講座を選びたい人
には別の講座をおすすめしています。

オンスク行政書士をおすすめできる人

次の人は、オンスク行政書士講座をおすすめできます。

  • 机に向かって勉強する時間があまり確保できない人
  • 独学の補助教材として利用したい人
  • 初めて受験する人
  • 本試験から発表までの繋ぎの勉強をしたい人

オンスク行政書士をおすすめできない人

次の人は、オンスク行政書士講座をおすすめできません。

  • 受験経験者
  • ボリュームある講義を受けたい人
  • 万全のカリキュラムの講座を受けたい人

コスパ重視で講座を選びたい人は、コスパNo.1のクレアールを検討しましょう。
申し込み時期によっては、独学なみの費用になります。
» クレアール行政書士講座の評判をみる

「費用は二の次、とにかく合格したい」という人は、伊藤塾がおすすめです。
質の高い講義に加え、カウンセリングやパーソナルトレーナーのサポートなどの手厚いフォローがあります。
» 伊藤塾行政書士講座の評判をみる

次にオンスク行政書士講座の評判・口コミを見ていきます。

オンスク行政書士講座 SNS上の評判と口コミ

オンスクで行政書士の改正民法やってくれるなら。通信教育いれるなら、直前講座だけでいいかなあと思ってます。

オンスクの動画はおすすめ。行政書士、アロマテラピー1級、証券外務員2種、宅建、FP3級はだいぶお世話になった。月額1000円ちょいだし、初学でお試しになら全然あり。

行政書士の勉強、教材は点数がきてからまとめる。1番お世話になったのはオンスクでした。

憲法・民法は、すらすら出来ても、行政法はずたぼろ!憲法・民法は、伊藤塾で基礎講座を学んでいたからかな。行政法はTACさんのオンスクを5回リピートして、次の単元、そんな感じです(^O^) 伊藤塾に籍があるので、行政法集中講座か、筆記講座は受けたいところ。

オンスクの使い方としては、他の講座を受講しながらの隙間時間用の補助教材やお試し用での利用が合っていそうです。

オンスク行政書士講座 まとめ

オンスクとは

月額1,078円から利用できて

・資格・ビジネス・趣味など40講座以上が受講し放題

・スキマ時間にスマホで学習できるオンライン学習サービス

オンスクを使ってみた感想
確かに隙間時間に使いやすい

操作性が良く、スマホで問題演習ができ、講義時間が短くまとめられている

講義動画は物足りない

僕個人の感想です。単元ごとの力配分のアドバイスがある点はよかったです。

ライトプランで十分

スタンダードプランの機能は検索機能以外ほとんど使いませんでした。

オンスクだけで合格が無理な理由
一般知識科目がない

一般知識科目は、6問取れないと足切りになる。合格の為には、一般知識の情報通信・個人情報保護法・文章理解の対策は外せない。

問題演習・過去問演習が少ない

一問一答式・五肢択一式合わせて全581問というの少なすぎる

模試がない

模試を通して本試験での3時間以内に解く練習、時間配分を決める、解く順番を決めるなどの準備ができない。

オンスクのおすすめ活用方法

おすすめの活用方法は1〜2ヶ月だけ利用
行政書士試験主要科目の全体像がつかむために、講義と問題演習を一回転
1日3時間勉強すれば、全講義と問題演習が1ヶ月で1周

料金も参考書一冊分より安くおさまりまる

記述の結果まちの人にも知識を維持するために利用可能

今回は、以上です。
最後まで読んで頂きありがとうございました。

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235,000円165,000円125,000円3,480円/月49,800円59,400円
53,460円
59,800円94,800円
合格者数
合格率
296名
56.17%
106名

48.86%
26名
125名

複数名
160名

31.03%

54.1%
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講義体験
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主要講座比較表
行政書士試験 基本情報
そもそも行政書士試験とは、どんな試験か?

満点:300点、合格ライン:180点の試験。
【配点】
法令科目:244点(足切りライン:122点)
一般知識科目:56点(足切りライン:24点)

【科目】
法令科目:憲法・民法・行政法・商法・会社法
一般知識科目:政治・経済・社会・文章理解

【問題の種類】
① 5肢択一式(マーク式):5つの選択肢から1つの肢(妥当or妥当でないもの)を選ぶ選択問題。全54問(1問4点)
② 多肢選択式(マーク式):1つの文章に空欄ア~エがあり、20の選択肢から当てはまる語句を選ぶ問題。全3問×空欄4つ(1空欄2点)
③ 記述式:設問に対して40字程度で解答する問題。全3問(1問20点、部分点あり)


試験のスケジュール・受験者数・合格者数・合格率などは下記サイトから確認できます。
» 一般財団法人 行政書士試験研究センター

行政書士関連機関
総務省行政書士を管轄する省庁
行政書士会連合会行政書士会、会員に関する事務・行政書士登録に関する事務を行う組織。
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